
「誰も手をつけていない」から、我らがやる… 創業の精神は、今も健在です。

第一稀元素化学工業株式会社
代表取締役社長 井上 剛
わが社の創業は1955年。「誰も手をつけていない物質を研究したい…何の制約もなしに」との創業者の思いから始まりました。
当時ジルコニウムといえば非常に高価なもので、金属ジルコニウムが原子炉に使用されているくらいでした。使い道がなく、需要がないため手がける企業もありません。しかし、「物質」としては面白いものでした。
以来わが社の歩みは、ジルコニウム化合物の特性解明とその応用開発の歴史そのものでした。当初は、撥水効果があることからダンボールの表面処理剤に使われ、その後、塗料・製紙・窯業・光学材料・電子材料・酸素センサー・ファインセラミックスなど多くの産業分野で使用されるようになりました。 特に、耐熱性とイオン伝導性を応用した排ガス浄化用触媒は環境面から世界の自動車産業になくてはならない物質となっています。
そして、原子力エネルギーで産声を上げたジルコニウムは、創業から50年後の今、燃料電池として再びエネルギー革命の主役になろうとしています。
わが社は、ジルコニウム化合物の世界トップメーカーとして、生産面では「全工程自社一貫生産システム」をさらにブラッシュアップし、質・量・コストの改善を行い、あらゆるニーズに応えられるよう技術力を高めてまいります。